ディナー会の件②

ディナー会の件の続きです。
前回の記事では概要とファン同士のことを述べました。私自身は擁護派なのか批判派どっちだろう、と考えたのですが、まとまらないので整理するため書きます。

※重箱の隅をつつく記事です。
★は批判的、☆は擁護的に見ています。あくまで私個人の考えです。自己責任で閲覧お願いします。※

※書きかけでも載せます。
つついてほしい隅があればコメントにお願いします。最低限のマナーと日本語表記を守ってくださる方のみ対応いたします※



①『厳正な選考』(人生相談公式アカウント)

【意見】
★「抽選」と銘打った企画が「選考」と表記されている。

【詳細】
選考だったのなら問題だし、抽選だったのなら誤解を与えかねないツイートを公式がした、という点で軽率な行動である。

【結論】
いずれにせよ問題がある。

【補足】
許斐先生にもお気に入りがいて当然、お気に入りを選ぶことに問題がない、という考え
⇒「抽選」と明記しておきながらそうではない、もしくはそうではないと誤解しかねないツイートをしたことが今回の問題。お気に入りのファンを選びたいのであれば、初めから「選考」と告知をするべきです。
また、「抽選」といって購買意欲を促していたことも批判の勢いを増す要因に思われます。



②『全てのハガキを読ませて戴きました』(許斐先生)

【意見】
★抽選形式であり、作者が関与しないのならばハガキを読む必要はない
☆許斐先生のファンを大切にする、というスタンスからハガキに目を通してくださった

【結論】
どちらの見方もできる。
個人的には☆寄りの考え方です。



③『皆さんの熱意が伝わり何時間も悩みました』
『(皆に当たって欲しくて)悩んだ』(許斐先生)

【意見】
★抽選形式で何を何時間も悩むのか
★皆に当たって欲しくて悩んだ、には無理がある
☆①の投稿と合わせて見るから選考では?と勘ぐりたくなるだけで、このツイートだけだと選考した感はない

【詳細】
「熱意が伝わってきました」「皆に当たって欲しかったので心苦しかった」といった書き方なら良かったのところを「悩んだ」という言い方をした。
①同様、悩んだ(=悩める余地があった=選考だった)のであれば問題だし、そうでないなら紛らわしい言葉選びをしたことが問題。この投稿だけだと確かに選考した感はないが、言葉選びが適切ではなかったことは事実。

⇒やや問題あり。


【補足】
例えば、「当たって欲しくて(当選枠を10名にできないかなどを)悩んだ」のなら分かるが、具体的に何を悩んだかについては特に説明なし。
この部分もしこりが残る原因な気がします。



ディナー会の件

タイトルの件です。
ちょっと、なんだかなぁ、と思ったので感情の整理のために書きます。

※この記事は決して誰か特定の方を擁護するものでも非難するものでもございません。あくまで1ファンの意見ですので、閲覧その他自己責任でお願いいたします。※

【8/21追記
このブログは、許斐先生や人生相談公式アカウントのツイートとそれに対するリプライ、まとめサイトやニュース、個人のブログや捨て垢のお題箱など、色々な方の意見を拝読した上で、個人的に感じたことを綴っております。
誤解のないよう先に申し上げますが、当方が許斐先生や公式アカウントに今回の件でリプライをお送りしたことはございませんし、捨て垢も所有しておりません。また、問い合わせなども行っておりませんのでご了承ください。



■確認した限りの概要

①許斐先生とディナーしながら先生に人生相談ができる企画が発足
・先生の本についている応募券で応募し、抽選にて参加者5名を決定
・複数応募可能

②公式アカウントからも本の宣伝

③7/30 19:00過ぎ人生相談本の公式アカウントから「厳正な選考の末選ばれた、超ラッキーな当選者」が確定したツイート

④7/30 20:00過ぎ 許斐先生の「全てのハガキを読んで、何時間も悩んだ」のツイート

⑤7/31 公式アカウントから「選考ではなく編集部による抽選」との謝罪ツイート

────8/14 ディナー会後────

⑥公式アカウントからディナー会無事終了のツイートと、当選者5名の中の1人の痛ネイルの写真を投稿

⑦痛ネイルの方が19年来のファンで、今回のディナー会だけでなくテニフェスのチケットやラジプリの許斐先生との電話など、当選することが多い方だと判明

⑧贔屓があったのでは、と騒ぎになる

⑨許斐先生が謝罪および今後このような企画はしない、とツイート

…このような流れだったかと思います。

1ファンとして当選者の方はやっぱり羨ましいですし、嫉妬心も少なからずありますが、今できるだけ感情部分を抜きにして、何が問題だったのか考えたいと思います。



■今回の問題

【問題点1】
「抽選」と銘打っている企画にも関わらず、③④のように、許斐先生ご自身や公式アカウントから「選考」「悩んだ」のような発言があったこと。

【問題点2】
公式アカウントが謝罪と訂正ツイートをし、【問題点1】が収まったにも関わらず、ディナー会後に当選者が特定できてしまう痛ネイルの写真を載せ、その方の当選率が高かったことから「選考(贔屓)だったのではないか」という疑惑が高まったこと。


「選考」と「抽選」は違います。

「抽選」と銘打ったなら公平に「抽選」してほしい。
公平に抽選した結果、本を何十冊も買ってたくさん応募した方が当たったとしても、当たらなかったファンは「おめでとう」が言えると思います。バレンタインランキングでどのキャラクターが上位になっても、「あぁファンの方がすごく頑張ったんだな」って思えるテニプリファン達なら。

そして万が一。信じたくありませんが万が一、実際の選び方が選考であったとして、或いは何らかの忖度があったとして。
その可能性を疑ってしまうような発言を、先生や公式から聞きたくなかった。「公平に抽選で当選者を決めました」という、ただその一言が欲しかっただけです。
そうすれば、誰がなんといおうと「当選者の方がとても運が良かったんだ」と思えたのに。

言いたいのは大きく上記の2つです。


おそらく今回の件は、【問題点1】だけでも【問題点2】だけでも起こらなかった。

【問題点1】だけなら、公式アカウントの謝罪と訂正を信じられた。事実がどうあれ、公式アカウントが「編集部による抽選」だって言っているんだから、それを信じようって思えた。

【問題点2】だけなら、当選者のその方はすごくすごく運がいい方なんだな、たくさん応募したのかな、ファン歴の長い方に当たって良かった、そう思えたと思う。もちろん羨ましいし行きたかったけど、楽しんできてくださいって思えたと思う。

本当に公平な抽選だったのかもしれない。そう信じたい。けれど、疑問が疑念に変わるくらい違和感のあるツイートだったこともまた事実で。
たぶん何も考えずネイルがすごいよ!ってツイートをしたかっただけなのだと思う。考えてほしかった。それを見た、ディナー会に行けなかったたくさんのファン達が何を感じるか、考えてほしかった。影響を考えてほしかった。「悩んだ」という言葉で一悶着あったあとだから、尚更。

いつもファンのみんなを大切にしてくださる先生や作品だからこそ、余計にショックな出来事でした。



■ファンの不公平感

ここからは感情論が入るお話です。

公式アカウントや先生や当選者の方に暴言を吐く行動は全く理解できませんが、そのお気持ちは少しだけ分かる気がします。
「抽選」と銘打って、①②のような「抽選だから、本をたくさん買えばそれだけ当選しやすくなる」という趣旨の宣伝をしておいて、結局贔屓なの?という不満。購買意欲を煽っただけ、と捉えた方もいてもおかしくありません。
本を買ったのは購入者の意思ですし、贔屓があったかどうかも確かなことは分かりませんが、

「選考」「悩んだ」という言葉で「公平ではないのか?」と膨らんでいた疑念が、
「ファン歴の長い、他の当選率も高い方」が当選していたという事実によって、
「贔屓がある」という確信に変わってしまった。

選考したなんて証拠なんてあるわけないけれど、確信に至るには十分な理由が出来てしまったことは、紛れもない事実だと思います。

そして騒ぐ理由がもうひとつ。

この一連の流れで、「ファン歴が長くないとダメなのか」というような印象を与えてしまったこと。あるいは「このキャラのファン代表はこの人」と公式が認めたような印象を与えてしまったこと。

そりゃ、騒ぐよ。
外れた人だって、応募しなかった人だって、テニスの王子様が大好きで、許斐先生を応援している気持ちは変わらないはず。
抽選なら、運なら諦められた。当たった人を祝福できた。でも、選考は「選ばれなかった」。同じ外れるでも、大きく違う。ファンにとっては、単なる不公平感以上の、線引きを感じる出来事です。

テニプリのファンにとって、許斐先生の言葉や公式のツイートはすごく影響力が大きい。そのことを分かって対応してほしかった。欲しいのは「もう企画をしない」って言葉じゃない。「平等な抽選でした」という言葉や、本当に「公平な抽選」という事実。それがファンへの誠意じゃないかな、と思いました。いつもたくさんのハッピーをくださる先生だからこそ、今回の件がとても残念に感じられました。
【8/20追記
キチンと抽選されたとのツイートがありました。
【8/21追記
公式からの謝罪文がでましたが、もやもやが残るので記事にしようと思います。



■ファン同士のこと。

私はテニスの王子様が大好きです。こんな素敵な作品を生み出してくださった許斐先生を尊敬しています。

ですが、少しだけツイートの言葉を気をつけていれば、ネイルの写真を載せていなければ、今回の件は防げたはずです。悲しいファンが出ることもなかったはずです。

そう思うと、公式にリプライを送るでもなく、ただ「悲しい」「つらい」と呟く方たちに対して「騒ぐな」って反応をする方もなんだかなぁ、と思いました。
許斐先生だって、公式アカウントの運営さんだって、一人の人間だし、絶対視するのは自由だけど、絶対正しいってわけではない。今回みたいなことだって起こる。そういうときに「悲しむ人はファンじゃない」とか「アンチハッピーメディアサポーター」とかファン同士で言っているのを見ると、悲しくなります。

ファンだからこそ悲しくなる人もいるだろうし、ファンだからこそ受けとめて何も言わず応援するって人もいる。色んなファンがいるのに、どちらがおかしい、とかどちらがファン失格、とか言うのってどうなのかなぁ、と感じました。

呟くのはもちろん自由なんだけど、感じ方や立場の違う人に対して、同じ作品を好きなファン同士、思いやれたらいいのに、と思います。


■まとめ

今回私が悲しかったのは
・選考(贔屓)を感じさせる投稿を繰り返したこと
・それによってファンの線引きをされたように感じたこと
です。

同じ思いの方がどれくらいいるか分かりませんが、このようなことが二度とないといいな、と思います。
ハッピーが溢れる作品で、こんな暗い気持ちにはなりたくない。

私はこれからもテニスの王子様が好きでしょうけど、なもやもやしたままもいやなので書かせていただきました。


【8/21追記
許斐先生と公式から新たに謝罪などのツイートが出ました。それを受けて、もう少し記事を続けます。